市場データ活用
事業計画を作ったり、補助金申請書を書いたりするときに必要になってくるのが
市場情報を把握するためのデータになります。
データは1次データ・2次データがありますが、
1次データ:自社で取得したデータ
2次データ:他社が取得したデータ
という違いになります。
1次データは収集に時間やコストがかかることがあります
目的に合わせたデータ取得ができるというメリットがあります。
ただし、大企業ならコストをかけて調査を子なうことはできますが、
中小企業では予算をかけての調査というのはハードルが高いと感じています。
調査は、調査目的や仮説をしっかりと持って行わないと
調査結果を有効に活用することができず、
活用できないデータを取得してしまうことになりますので
しっかりと検討して行うことがとても重要になります。
2次データは公開されたデータを活用するため、
必要な情報そのものがあるとは限りませんが、
リスクの少ないデータ取得方法だと思います。
ただし、データを見る時には注意が必要になります。
<注意点>
・いつ調査したデータなのかを確認すること
(例えば)
旅行の頻度や意識などは、コロナ以前とコロナ後では大きく異なってきますので、
いつのデータかによって、解釈が大きく変わってきます。
・誰に聞いたかを確認すること
(例えば)
性別・年代・地域などはどのようになっているかや、
スクリーニング調査を行ったのか、回答者の分布(割付)はどうなっているかなどです。
※スクリーニング調査:条件該当者を抽出する調査
例えば、好きなお酒についての調査を行うときに
未成年やお酒を飲まない人を排除するときなどに行う
後はできれば調査票も見たいところですね。
どんな聞き方をしているのか、選択肢はどんなものがあるか、
選択肢の並び順はどうかなど気になるところではあります。
データの理解を正しく行うために、このような点を踏まえて
見ていただくのが良いのではないかと思っております。